夏の奇跡の記憶

こっちは、夏真っ盛りセミは、短い命頑張って鳴いてるよ。


息子が居なくなる前は、単にミーミーうるさい…そう思ってたけど


今は、命の限り鳴いて頑張ってると思える。



学校は、もう夏休みかな…

家の夏の定例行事は、実家への毎年の里帰りだったね。


車でカーフェリーで帰ったり飛行機だったり新幹線と水上ボートだったりと子供達が小学生位迄は、必ず四国へ里帰りしていた。



カーフェリーは、夜出て朝には実家の港へ着く


レストランあり売店ありちょとしたゲームも出来る。


部屋は。特等から3等のざこ寝部屋とあり子供達の事を考えて2等のベッド部屋にしました。



まずは、息子達はパハ(元夫)と船の探検記念のコインやスタンプにはまったようで手にもスタンプを押して部屋へ戻って来ました。

初体験な事ばかりで次男もお兄ちゃんとおおはしゃぎ屈託のない笑顔おどけて写真を撮ったりパハとママもと撮ってもらったり


幸せな普通の家族の里帰り





飛行機では、当時スチュワーデスさんから飴をもらったりおもちゃをもらったりで、お兄ちゃんと2人で楽しそうにもらったおもちゃで遊んだり窓から外を眺めては、雲下にあるの雲なのと少し不思議だったのでしょう。


何気ない息子の疑問…今思うととても子供らしい新鮮な疑問です。


新幹線の時は、大変でした指定席が撮れなくて自由席で、ごった返しの中家族全員ぐったりで、手荷物を椅子変りに子供達を座らせました。


「ママ…未だ着かないの…」「未だ」「後何れくらい…」もうさすがにうんざりしてたのでしょう。

まあ、私も元夫もうんざりしてるのだから子供達にはそれ以上だったのでしょう。




息子は、まだ幼かったから覚えているでしょうか?




母さんにとって今は、奇跡の時間で奇跡の笑顔でしかありません。




息子は、色んな笑顔を残してくれました。


ほんのり照れ笑い


おどけてニコニコ笑顔


お兄ちゃんと2人で遊んでは、声を出して笑い


母さんは、貴方の笑顔が大好きで幸せで家族を包み込んで来れたよね。



この.1週間母さんは、大波にのみ込まれた様に心がぐちゃぐちゃで後悔と悔しさで自分自身を責めて続けていました。

切っ掛けがあった訳でもなく突然奈落の底へ落ちてしまった様です。



次男が悲しそうな顔をして申し訳ないと言いたげに辛そうにしている顔が頭から離れませんでした。


母さんが立ち直らなきゃ…

何が切っ掛けなのか解らないまま今は、夏休み…その事がフッと浮かんだとたん毎年里帰りしてたなと思ったら…息子の笑顔が浮かびました。




中学生になってからは。子供同士の付き合いが多くなり里帰りも途絶えましたが




中学生になっても高校生になっても四国へ里帰りしてもっともっと良い所見せてあげたかったな


そしたらきっと良い思い出を沢山もって天国で自慢できたでしょうに




貴方の世界でお姉ちゃん家族になった4匹のワンコ達とキラキラな世界で新しい時の思い出を増やして




母さんがそっちの世界へ行ったら色々聞かせて…