週2の楽しみ 5ピース 初お家花火

すす今日は、雨もあり急に涼しく秋めいて来ました。



息子の10回目の月命日を迎えました。


時は、確実に過ぎて行くのに私の心の時計も頭の残酷な記憶も時間を刻みません。





今日息子の花を買いにスーパーへ寄ったらフッと花火が目に入った。



未だ花火売ってるんだなあ~と思った。



幼い頃は、毎年土、日休みの夫に合わせて子供達と花火をしたのを思い出していた。
今年は、コロナで花火大会も中止だったのだろう花火の音すら聞かなかった。


夏らしさを感じない夏が終ろうとしています。


夏なのに夏の実感もなく寂しく感じる年になってしまいました。



幼い子供達とスーパーへ一緒に買い物へ行くとお菓子か花火の所で足が止まって見ている。


子供達は、見て触っているだけであれを買ってこれが欲しいと言う事はなかった。





それでもスーパーも上手くしたもので子供達が欲しがるようにレジの近くに置いてある。



何も言わず触って欲しそうにしている長男とただただお兄ちゃんと一緒に不思議そうに見ている次男が又たまらなく可愛くて「花火する」…ついつい買ってしまう。



買って家へ帰ってからも長男が「花火は…」そう聞くと次男も花火…不思議そうに言葉を重ねる。


子供達に「パパがお休みになったらね。」と答えると「今日じゃないの」と長男から言葉が帰って来る。



又次の日も同じ事を聞いて来る…待ち遠しくて待ち遠しくて仕方がないのが凄く伝わってくる。


毎日休みが来る迄この調子…何だかその言葉が微笑ましく聞こえる。



私は、我慢をして今日か今日かと待って幾度となく聞く子供達の言葉が愛おしく可愛いのと又か、とひつこいのが自然と笑顔になる。



「後何日したらね」…と言うと明日と帰って来る言葉にうるさいなと思いつつ「パパと皆で花火やろうね」と納得させた。


平凡な一般家庭のたわいない会話なのに息子達の可愛さと当たり前の時間に心が満たされているのを感じている。



待ちに待ったパパのお休み…朝から花火を出して来る。


笑いながら「夜暗くなってお風呂入ってからね」…そう言うと「うん」と少し残念そうに戻しに行った。



子供達にとって待ち遠しい長い1日の時間だったでしょう。


パパとお風呂に入っていても花火の言葉が聞こえる。



凄く温かかな思いで心が包まれ笑顔になる。







パジャマに着替えて髪の毛も乾かしきらないうちに花火…花火と言って取りに行った。


次男は、唯々意味解らないまま長男の後を付いて 廻って同じ言葉を繰り返しています。


何だかその様子が可笑しくて夫と目を合わせて笑っていました。



「未だ髪乾いてないよ」私の言葉等耳に入らないようです。



花火を次男に持たせ2人でママの所へ掛けよって目の前に「はいっ」と言って持って来ました。



もう観念です…夫に水の入ったバケツを用意してもらいチャッカマンを持って「お外ね。」


「お庭…?」


「お庭は、葉っぱがあるから火事になっちうから駐車場の方車がある所…ね。」


駐車場の仕切りを開けて道路寄りで花火を初めました。




長男な、慣れたものでパパが渡して来れる花火を手にパパに火を付けてもらってあっち行きこっち行きしながら花火を廻したりして喜んでいました。


「大きく廻しちゃ駄目だよ…あぶないら」


次男は、幼かった事もあり手に持って自分でした事がありません。



先ずは、線香花火からと火を付けて手に持たせたのですがパチパチと弾け出しした花火にビックリしたのでしょう…放り投げてしまいました。


「えっ」と思うと同時に可笑しくて夫と2人で笑ってしまいました。


笑いながら「怖くないから…お兄ちゃんの綺麗でしょ」




ママと2人でしようかと次男を膝の間に立たせ次男の手に私の手を重ね線香花火をしました。


恐る恐る私の顔を次男は見つめましたが笑顔でほら綺麗だよと言うと落ち着いたのか花火をジーッと見つめいたかと思うと…「落ちた…」と不思議そうな顔をしてました。



「もう終っちゃったね…」と


未だ未だあるから大丈夫と線香花火を2人で次男手を包む用にしていた私の手をのけて


「やる」と1人でやり始めました。



「じっとしてないと落ちちゃうからね」と言うとまるで固まったかのようにしゃがんで線香花火をジーッと見つめて「パチパチしてる」


「動かすと直ぐ落ちちゃうからね」


その内ちいさくなっておわってしまうと「落ちたの…」「もう終ったんだよ」と言うと慣れたのでしょうかパパへ線香花火を貰いに行って



1人で楽しそうに長男の側に行って一緒に何か話しなが笑ったりして楽しそうに2人でやっていました。


「終わったらバケツの中にジュッと言う迄入れて…」



次男は、線香花火が終るとお兄ちゃんと同じ花火をしたくてパパにせがんでいました。


「危ないからお兄ちゃんと少し離れてね…」
長男と次男笑顔一敗の楽しい時間パパも一緒に花火…ママは、見守り係…



何処にでもある夏の家庭の一時の憩いの時間そのもの


その時は、唯々「楽しかったでしょ」「綺麗だったでしょう。」


「うん…又やる」それで普通に1日が終わり必ず家族4人の時間が過ぎて行くのだろうと思って居たのに



この笑顔をがもう見られなくなるなんて思う瞬間等なかったのに


同じ用に私と時を重ねて次男も年齢を重ねて行く時間を見届けられると信じて疑わなかった。



私は、もう次男の年を重ねて行く姿を見る事が出来ない。


私より先に別の世界へ行ってしまうなんて…



あの時楽しかった時間は、特別な時間だったのかも知れない。



長男を1人ぼっちにしてしまう事になる何て


親が居なくなっても喧嘩すらした事がない2人だから仲良く助け合いながら生きて行くからと安心していたのに



次男も1人ぼっちにしてしまった。


長男も何時か1ぼっちにしてしまう事になるのか…



見えない先が不安で心配で仕方ない。



それでも次男はの残して来れた思い出の時間は、掛替えのない家族の宝物…



これから先の新しい未来は、母さんと違う世界でばあちゃんとお姉ちゃんと4匹のワンコ達と過ごして綴って言ってね。