触れられない息子
地獄へ落とされる用に現実を突きつけられて朝早くが覚めた。
体がだるく空気が重くのし掛かる…
一通り家事をこなして癒し系ミュージックを聴きながら穏やかな日差しの差し込む窓を呆然と眺めてるが、音楽は、癒し系のはずが余計に悲しみを深める
遺影に使うためのたつた1枚しかなかった息子の写真を現像しに行って10時過ぎ頃息子に会いに葬儀屋へ行った。
今日は、綺麗な柩に入れられて横たわっている。
やっぱり息子は、死んだの…納得出来ないまま涙が溢れて止まらない
何故一言言ってくれなかったのか
母さん直ぐ迎えに行ったのに
死を選択する前に何故母さんに何か言って来れなかったの
母さんがどんなに大事に思ってたか
どんなに大切に思ってたか
死なせる為に独り暮らしさせたんじゃないのに
最と最と早く迎えに行けば良かったね。
母さんの判断が遅すぎ…母親失格
ごめんね…もっとまめに会いに行けばよかっね
メッセージしか返さないから何時もの事と思い込んで会いに行かなくてごめんね。
ちゃんと顔見て確認するべきだったね。
会えなくてもまめに会いに行って手紙だけでも残しとけば何か違ってたかな
顔見る事も触れる事出来ないなんて…柩を何度も何度も撫でながら謝っていた。
ごめんね。苦しかったね。不安で不安で食欲もなかったよね。
眠ることも出来なかったね。
一人ぼっちで寂しかったよね。
守ってあげられなくて本当にごめんね。
又明日も会いに来るからね。
ごめんね。
もう少し待っててね家へ連れて帰ってあげるから
初めて心のそこから声を出して泣けた。
その後息子のアパートへ最後の後始末の為車を走らせた重苦しい空気に押し潰されそうになりながら電気屋さんとの待ち合わせの為急いだが電気屋は、遅れるとの連絡があった。
しばらくして長男も来たが電気屋を 待つ間残りの物をリサイクルショップへ持って行けるものを持って行くことにした。
しばらくして電気屋さんが来たが、たいした額にならなかった。
「引っ越しですか」と聞かれ胸が押しつぶされそうになりながら家へ連れて帰るので…と答えていた。
残りのリサイクルショップへ持ち込める物は、長男と2人で持ち込み部屋は、ほとんど綺麗に片付いた。
後は、粗大ゴミと不燃、可燃ゴミのみで玄関に集めて直ぐ捨てられるようにして置き長男をアパートへ送り家へ急いだ。
家へ着いてからの一人の時間は、動悸と息苦しさで押し潰されそうになる。
ただ、慌ただしく時間を過ごしたので息子の事が頭から離れないままも疲れて眠った。
食欲は、なくほとんど口にしたいとは思いませんでした。
眠って夜中目が覚め何とかお風呂へ入って鬱の薬を飲んで眠りましたが、朝の目覚めが怖くて仕方ありません。
長男は、明日から仕事でわたしは、最後のアパートのゴミ処分のみです。
これでもうアパートへは、二度と行かなくて済むそう思う事で
少しは、心も楽になるかなと思っていたのですが
これから最苦しい地獄になるとは
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。