梨狩り 8ピース 笑顔の贈り物
少し秋めいて日差しは、未だ夏の名残を感じながらも風は、心地良くて優しく感じます。
今頃かもう少し秋よりだったと思います。
梨狩りが広報に載っていて車で1時間位の場所だったので子供達に「梨狩りに行く」と訪ねると長男は「行く…」次男は「梨狩り…?食べても良いの」
「好きなだけ沢山食べられるよ」と答えました。
次男が「行く行く…何個食べても良いの」「何個でも…」
長男も次男も「やった~」万勉の笑顔に万歳ポーズ
思わず笑顔の温もりに私も夫も笑顔です。
夫の(土)(日)休みに合わせどちらか忘れましたが…
晴れ梨狩り日より…私は少し早めに起きてお昼も兼ねようとおにぎり3種と卵焼きだけ作ってお弁当を用意しました。
子供達が起きて来て夫が少し後から起きて来て何時もと反対です。
子供は、お出かけ行事が大好きなのでしょう。
お出掛けの時は、何時も早目のお目覚めです。「おはよう。今日も早く起きたね。」
「未だ時間大丈夫だよ。」
「おはよう。」「早く行って沢山たべるから…」「食べられて無くなっちゃうから…」
おかしな事を考えるんだなと思いましたが
「沢山食べられても沢山なってるから…大丈夫だから」
「ふ~ん」…何だか微妙な解ってるのか、解ってないのか
家族で食事をして後片付けをし「顔洗って歯を磨いたら、お着替えして梨狩り出掛けるよ。」
夫は、車へシートやウエットティッシュ、お弁当、水筒を積み込んでいました。
家族写真大好きの私はカメラを忘れないように…
車を走らせ1時間程で到着…何と廻り何ヵ所にも梨狩りの看板
梨園だらけ…
次男が「ママ…木が一敗だよ」「こっちも…こっちにも」
長男が「全部…梨…あっちのも梨…?」
取り合えず駐車場が近く車が少ない所を選びました。
駐車場へ車を止めて荷物を降ろし始めると、子供達も僕が持ってくと言って手伝ってくれました。
次男は、何故か張り切って少し重いクーラーボックスを持って行こうとするので「それ重いよ、大丈夫…」
「大丈夫だよ…ちゃんと持てるから…」見てる限りはかなり無理してる用で危なっかしくて「パパと一緒に持って行こう」と夫が言うと
やはりキツかったのでしょう「良いよ」とさも持たせてやるか感がにじみ出てて可笑しくなって笑ってしまいました。
梨園の入り口で説明を受けてプラスチックのナイフをもらい中へ入りました。
何とかシートの良い敷き場所を見付けシートを夫と2人で敷き始めたとたん次男は、運んでた荷物をおっぽりだしてプラナイフを1本手に持ち梨を食べる気満々状態です。
そのてん長男は、ちゃんと一緒にシートを敷いたり荷物を置いてくれたりと手伝ってくれました。
次男は、大きな梨を探して見付けては、ジャンプジャンプの連続です。
でも、梨へさすがに手が届きません。
見ているとイルカシヨーと重なって可笑しくて可笑しくて長男と2人で大笑いさせてもらいました。
「届かない届かない…」そんな次男を見かねた夫が後ろからひょっと抱き上げて「取れる…」
次男は、「うん」とうれしそうにもぎ取ろうとしてるのですが、梨も枝から離れ難いのか…まあ❗️次男のちからでは、それで「パパが取ってあげるから…」と言っても「取れるから…○○ちゃんが取る」と言って引きません。
身長のある夫には、中腰で抱き抱えているのは辛かったと思います。
「下に落ちると傷んで食べられないからパパが梨持っててあげると言って」手を添える振りをして上手くごまかしながらもいでやってました。
長男は、「あれ取って…」
「こっちの」「違う隣」等と私が取って向いてあげたものをどっしり構えて食べていました。
「おにぎりや卵焼きもあるから食べなよ」
と言わなくてもしっかり手を付けていました。
次男は、食べるより大きな梨を収集しているようです。
「パパあっち…その隣 あっちへ行く そこの方が大きい…」
幸せそうな甲高い声で指示してました。
とっても楽しそうで梨を食べられるだけの事なのに幸せ一杯だったと思います。
私が「中で食べないと家へは持って帰れないよ」と言うと
「持って帰っちゃ行けないの…」
「帰りは、外の入り口に売ってたの買わないと持って帰れないから」
「解った…外で買っても良い」「帰り買ってかえろ」
次男も納得したようでやっと夫も中腰の辛さから解放されて「疲れた…中腰は、きつい」身長がある分普通に立つと梨棚から顔が出ちゃうから…
「やっと座れた…腹へった」と皆でお弁当に梨を食べるのに集中です。
それでも次男は、梨だけ食べてばかりで私は、皮向き係りで梨の果汁でもう手がベタベタ
やっぱウエットティッシュ持って来て良かった~と自分でも感心してました。
次男は「俺のがでかい…」「俺が取ったやつ~
」長男に自慢しながら食べていました。
長男も負けじと「ママと一緒に取ったやつ~」
「こっちの方が大きい」2人のはなしは、止まりません。
お昼を食べてからも少し梨狩りをしていたのですが、この時期暗くなるのが早いので薄暗くなる前に帰ろうと後片付けをして出口へ向かって行くと次男が「梨…梨」の連呼…「うるさいよ。買うから」
「どれが良い」としっかりと一番沢山入った一番高いのを選びました。
「あれだけ食べて未だ食べるの」「 毎日梨食べなきゃいけなくなるよ…」
次男は、「毎日食べるから」
もう梨の入ったカゴを重たいのに必死で抱えて離しませんでした。
その時の顔と言ったらまるでこれ以上の物は、ないとでも言いたげな満足な顔をしてました。
結局数の一番多いのを買って買える事にしました。
家へ着いてからも次男は、「梨…」「へっ…未だ食べるの」「食べる」
私は……❗️でしたがあまり言うので、「少しだけにしとこうね。お腹壊すから…」
「解った」
長男は、さすがにたべませんでしたが、次男は、「やっぱり美味しいね~」と言って夕食の後デザートとして1人でたべてました。
私は…なんちゅうやつだと思いながらよっぽど楽しくて梨美味しかったんだろうなと私自身愛おしくて梨ごときで幸せになれてる次男が可愛くって可愛くって
私迄嬉しくて仕方ありませんでした。
このままこんな賑やかな騒がしい普通が毎日続くのだと信じていました。
そしてそれが当然の事だと思っていたのですが…
思いでの中でしか会う事が出来なくなる日が来るとは余りに母さんには、残酷な思い出の忘れ物です。
取りに行けるなら取りに戻りたい。
巻き戻せるなら次男の居たあの時間へ巻き戻したい。
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