息子へつのる思い
やっと休み
息子に会いに行ける。
急げ急げと複雑な心のなか、家事を済ませて息子に会いに行った。
2日間来られなくて「ごめんね」寂しかったね。
又明日もくるからそしたらもう一緒に家で2人で前みたいに暮らそうね。
柩を前にしても刑事さんが指紋が一致したと言っても母さんは貴方の顔さえ見られていない。
どうしても何処に居るんじゃないか息子じゃないかも知れない…違う
一人心が葛藤している。
帰り息子の遺影の為の写真を現像しに行った…唯一3年程前に撮った1枚だけあった写真だった
こんな事の為に撮った訳じやないのに…
やっと居場所を見つけた元夫に息子の写真を送る為撮ったのに…元夫に送った唯一の写真が最初で最後の写真になってしまった。
写真の息子は、ほんのり優しい苦笑いしている。
昨日のようにあの時の顔や表情服装全てが思い出される。
写真立てを選びながら私は何をしているのか…ただただ、空気の中を漂っているような感覚だった。
家へ帰ってからは、ただ窓の外を見つめたまま呆然と癒し系の音楽を聴いているだけ…癒し系のはずが今の私には悲しく心を突き刺して来る。
今だ食欲はない食べたいとゆう気持ちにならない、大好きだった甘いデザートも見ても欲しいと思う欲求さえ起きない。
刑事さんから返してもらったロックの掛かった携帯だけが気になって仕方がない。
何かあの子の会えなかった時間の痕跡が残っているのじゃないか…
何度かロック解除してみたが駄目だった…これ以上ロック解除すると中のデータが消えてしまうらしいので諦めたもののどうして気になって心に引っ掛かって頭から離れない。
ネットで調べたらロック解除の専門業者を見つけたがかなり金額的なものが掛かることは何となく解る。
数十万…思った通り正直私にはかなり負担になる金額
何日も何日も考えてそれでも決心がつかない…でも息子の思いが残って居る可能性もあるなら…気持ちが揺らいだまま1日残酷にも過ぎて行く。
7日会いに来るのも今日で終わり明日は、やっとやっと母さんと息子の家へ連れて帰れる。
何時もの用に家事を済ませ会いに行きもう今日1日だから待ったてね。
明日は一緒に家に帰ろう。
もう何も悩んだり苦しんだ泣いたりしなくて良いんだからね。
ずっとずっと寂しい思いさせて守ってあげられなくてごめんね。
もう独りぼっちにはしないからずっとずっと母さんが側に居るから明日迎えに来るから1日だけ待っててね。
母さんの世界で一つだけの宝物もう世界中探しても見付けられないの
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